誰でも簡単に作れる干し柿の作り方!カビ対策もご紹介
豆知識
食欲の秋!美味しい食べ物が本当に沢山あって…悩ましい季節ですよね。秋の味覚と言えば沢山ありますが、今回のテーマは、簡単な作り方で出来る「干し柿」です!
干し柿の作り方や消毒方法、種の抜き方、またカビを防ぐコツやカビを取る方法をご紹介します。
干し柿の材料と作り方
材料は、渋柿、ヒモ(タコ糸など)、ハサミ、焼酎です。
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①柿を洗い、ヘタをはさみでカットし、柿のヘタとその周囲の皮をヘタの方から下にむけて剥きます。(野菜の皮むき器を使用しても良いです)皮が残っていると見た目が悪くなるので、皮は残さないように剥いてしてください。
②お鍋に水を入れたら沸騰させ、剥いた柿を5秒間~10秒間ほどお湯にくぐらせます。煮沸消毒されますし、仕上がりも甘くなりますので必ずやりましょう。
③柿のヘタを持ち、全体的にさっと焼酎にくぐらせましょう。アルコール消毒され、カビを防いでくれます。(この工程を省きたい場合は、カビ防止の為に、干している時に焼酎を霧吹きで吹きつけて下さい)
④ヒモを準備し、柿のヘタにヒモを結びます。
⑤柿の大きさの1.5~2倍くらいの間隔をあけて、柿が重ならないように吊るしましょう。重なると乾かないので、カビが生えてしまいます。(適当な干場が無い場合は、コンテナやバットを利用たり、ザルに並べて干すこともできます。)
⑥直射日光は避け、風通しが良くて、柿が雨に当たらない場所に干します。雨があたるとカビが生えてしまいます。乾燥させる事はカキの渋抜きを兼ねています。急激に乾燥させると渋みが抜けきれませんので要注意。
⑦1週間くらい経ち表面が乾いたら、1つ1つ丁寧に、外側から内側に向かって指で押すようにして軽く揉みます。柿の表面を傷つけないように、気を付けましょう。この工程で、全体的に柔らかくします。
⑧さらに3日~4日干し、また軽く揉みます。こうする事によって、渋が早く抜けて早く甘くなります。種を抜く場合はこの工程の時に、小刀とピンセットを使って抜きます。
⑨5日ほど経ったら完成です。冷蔵庫に入れるか、風通しの良い冷暗所に置いて保存しましょう。
干し柿のカビについて
黒または青くなり、異臭がしていたらカビです。青いカビは味には影響を少ししか与えないため、胃腸の強い方はカビの部分を包丁などで除去すれば、食べることはできます。乾燥させて干し柿になると表面に白い粉がつきますが、それはカビではありません。柿霜(しそう)と呼ばれる、糖分が結晶化した物なので食べても大丈夫です。
干し柿をカビから守るポイント
○煮沸消毒・アルコール消毒をする。○風通しがよく湿度の低い場所で干す、雨の当たらない場所に干すこと。
○15度程度の、気温が低い時期に干すこと。
○大型よりも、できれば小型の柿を使う。
これさえ守れば、干し柿にカビは生えません。
カビを取る方法
アルコールでカビの部分をふき取り、包丁などで切り取りましょう。簡単な作り方で、渋柿は美味しい干し柿になります!風邪のひきやすい季節ですが、干し柿は栄養たっぷりですし、免疫力を高めてくれるので風邪予防にもなります。また、お肌の乾燥も防いでもくれるので、干し柿はこの季節にぴったりですね。
