知らないと損!敷金の返金についてご紹介!
豆知識
引越しの際に、敷金の返金をめぐるトラブルは多いようですね。
スムーズに納得の金額の敷金が返金されれば良いですが、納得のいかないクリーニング費用・修繕費用が引かれていたって経験はありませんか?そこで今回は、敷金返金のルールや返金時期などについてご紹介したいと思います。
敷金のルール
故意または過失による故障や汚れがあった場合、借主が負担しなければなりません。時間が経てば必ず生じる様なキズや汚れに関しては、借主が負担する必要はありません。負担しなければならない故障や汚れ
○イスやテーブルなどの家具によるフローリングのキズやへこみ○引っ越しや家具搬入の際のフローリングへのキズ
○壁のくぎ穴やネジ穴
○クリーニングで除去出来ない程のタバコによる壁紙の変色
○クーラーの水漏れによる壁の腐食
○台所の油汚れ
○ペットがつけてしまったキズや汚れ
○台所や風呂などの水垢やカビ
入居の際万が一キズや汚れがあった場合は、証拠を残しておきましょう。日付入りで写真に撮っておく事がおすすめです。デジタルカメラではなく、フィルムカメラを使用しましょう。
負担しなくて良い故障や汚れ
○フローリングのワックス○畳の日光による変色
○テレビや冷蔵庫の後側の壁面の黒ずみ(電気ヤケ)
○壁の画びょう穴
○地震でヒビが入ったガラス
○日光による壁紙の変色
○クリーニングで除去できる程度のタバコのヤニ
○通常の鍵の交換
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敷金の返金時期
敷金の返金までの流れとしては、部屋の明け渡しが完了し、原状回復(次の入居者が入居できる状態に戻す事)が終了してから敷金は返金されます。部屋の修復箇所が多い場合は、それだけ原状回復にも時間がかかります。物件によって様々ですが、部屋を退去後1ヶ月から45日後くらいで返金されるのが一般的です。
敷金の返金金額に納得がいかない場合は?
まずは大家さんや管理会社に、その旨を連絡しましょう。話し合いが行き詰まってしまった場合は、第三者を介入した解決方法を取ります。宅建協会の相談窓口や 国民生活センターに相談しましょう。それでも上手くいかない場合は弁護士や司法書士へ相談します。最終的な手段は司法手続となり、民事訴訟(通常訴訟または少額訴訟)となります。
出来るだけ多い金額の敷金が返金されるように、物件の契約書や重要事項説明書の内容は、きちんと把握しておく事が大切です。出来るだけ綺麗に部屋を使う事を心掛ける事も、敷金が多く返金されるには必要です。しかし大家や物件次第で、敷金の返金額はかなり変わってきます。
万が一不明な点がある場合は、引越し前に必ず確認しておきましょう。
