桃の節句の意外な由来!はまぐりを食べる意味って?
豆知識
3月3日の桃の節句には、なぜかはまぐり汁が出てきますよね。みなさんなぜ桃の節句にはまぐりなのかって、ご存じでしょうか?他の貝ではなく、はまぐりじゃなくてはダメな理由がちゃんとあるのです。
意外と知らない桃の節句の由来や、はまぐりを食べる意味についてご紹介したいと思います!
桃の節句の由来とは?
古代中国で3月の頭に、川辺で悪霊を鎮める行事がありました。日本では人の形をした紙に自分の汚れをたくして、川に流すという行事がありました。その2つが合わさって生まれたものが、桃の節句の起源だと言われています。その後貴族の女の子達の人形遊びの影響などがあり、現在の桃の節句の形式になったそうです。桃の節句は今では女の子の成長を願う行事として定着していますよね。しかしもともとは違う意味があったのです。桃の節句とは年齢や性別問わず、体調を崩しやすい春先の季節の変わり目に、病気や災害が起きない事を祈る機会だったのです。
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桃の節句にはまぐりを食べる由来は?
昔から日本で二枚貝は、女性を表していると言われてきました。そしてはまぐりは、対の貝でなければぴったりと合わさらないんです!はまぐりのそんな性質から、一生一人の人に添い遂げるという意味がはまぐりにはあります。桃の節句にはまぐりを食べる由来は、「いい男性と巡り合いますように」という親の願いが込められていたのです。他のはまぐりとは決して合わさらないはまぐりは、夫婦円満という意味もあります。なので昔は嫁入り道具として、一番最初に運び込んでいたのです。
桃の節句には他の貝じゃなくてはまぐりを食べるには、ちゃんと意味があったのですね。
桃の節句にはまぐりを食べると良い事とは?
桃の節句にはまぐりを食べる由来以外にも、桃の節句にはまぐりを食べると良い事があるのです。はまぐりの旬は2月~4月で、鉄分やカルシウム、ビタミンB2や亜鉛などをたっぷり含んでいます。貧血予防や骨の強化、肥満予防など、女性に嬉しい栄養成分がたっぷりなのです。はまぐりはまさに桃の節句にぴったりな食材ですね。
はまぐり汁の簡単レシピは?
材料/はまぐり20個程度、水800ml、昆布8g程度、酒大さじ2~3、醤油少々、三つ葉(あれば)①はまぐりを塩水(分量外)に2~3時間漬けて、塩抜きします。
②塩抜きが終わったら、はまぐりを流水でよく洗います。
③鍋に水、昆布、はまぐりを入れて、弱~中火でじっくり煮ます。
決して強火にしてはいけません。
④はまぐりの口が開いたら、火を止めて調味料を入れます。
⑤器に注いで三つ葉を散らしたら完成です!
幸せになって欲しい、健康になって欲しいという親の願いが込められたはまぐり。由来を噛みしめながら桃の節句にいただきましょう!
