桃の節句の由来!ちらし寿司を食べるのはなぜ?
豆知識
桃の節句の定番の食べ物といえば、ちらし寿司ですよね。誰でも簡単に作れて美味しいちらし寿司ですが、なぜ桃の節句に食べるのかってみなさんご存知でしょうか?桃の節句にちらし寿司を食べ事になった由来や、ちらし寿司の具材の意味についてご紹介したいと思います!
ちらし寿司の由来は?
ちらし寿司誕生の由来ついては諸説あります。今回は一番有名な「一汁一采令」の説をご紹介します。1664年に備前(現在の岡山県)で大洪水がありました。当時の藩主であった池田光政公が少しでも早く災害から復活したいと、汁物は一品、それと副食一品のみ以外を食べる事を禁止する令を出しました。それが「一汁一采令」です。
この「一汁一采令」の為、庶民の食生活はかなり質素になりました。そんな状況の中どうにかして美味しい食事を口にしたいと、庶民は混ぜご飯を作り辛い日々を乗り越えました。その時の混ぜご飯が、ちらし寿司誕生の由来と言われています。
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桃の節句にちらし寿司を食べる由来は?
ちらし寿司が桃の節句に食べられるようになったのは、平安時代頃からという説が有力です。平安時代頃の桃の節句には、海老や菜の花などが入った色とりどり華やかな食材を使った「なれ寿司」という物を食べていました。それが徐々に具沢山な「ちらし寿司」へと変化していき、桃の節句にちらし寿司を食べる由来となったのです。ちらし寿司の具には意味があった?!
ちらし寿司には、縁起の良い具材が使われているってご存知でしたか?地域によって異なったりもしますが、有名な具材の意味をご紹介します。○エビ
エビの形の様に、腰が曲がるまで長生き出来るという意味だそうです。エビの赤い色は、魔よけの色とも言われ縁起が良いのです。
○豆
健康にマメに働くという意味からきています。仕事がうまくいく様にという願いが込められた縁起の良い具材です。
○蓮根(れんこん)
蓮根の穴から先のことを見通せる!という意味からきています。先の事が見え上手く予見出来るようにとの願いが込められています。
○ハマグリやアサリなどの貝類
貝類は願いが叶うと言われている、縁起の良い具材です。
○芽を出す野菜
芽を出すという事から、今後の成長を願う意味が込められています。
ちらし寿司は美味しかったり見た目が華やかなだけでなく、沢山の願いが込められた縁起の良い食べ物なのです。桃の節句にちらし寿司を食べる事は、親が子供の幸せを願った大変意味のある事です。親御さんは桃の節句には心を込めて、ちらし寿司を作りましょう!お子さんはありがたくちらし寿司を頂いて下さいね!
