魚を美味しく冷凍保存できる期間と美味しい解凍のコツ
豆知識
パックで安売りしている魚を買ったのはいいですが、余ってしまって、冷凍保存するケースありますよね?みなさんはどのように魚と冷凍保存して、必要な時に解凍していますか?そもそも、家庭で魚を美味しく冷凍する事はできるのでしょうか?また、解凍する際、出来る限り味を落とさないようするにはどうしたらいいのでしょうか?
魚をおいしく冷凍保存できる期間
魚は当然ながら日にちがたつと鮮度がなくなり、味が落ちてきます。冷凍していたら大丈夫と思いがちですが、冷凍でも鮮度は確実に落ちます。しかも、家庭の冷蔵庫は温度があまり低くない緩和冷凍なので、急速冷凍より味が落ちる速度は速いと思ってください。家庭で魚を美味しく頂ける冷凍保存期間は、約1ヶ月と言われています。但し、油分の多い魚の干物の冷凍期間は約2週間です。ちょっと早い気がしますが、美味しく頂く為には、冷凍保存期間を考えて調理してみてください。
魚を冷凍保存する時のコツ
魚を冷凍保存する時、内臓と血をすべて取り除くのが基本です。それは、雑菌が繁殖しやすく傷みやすいからです。では、どのように冷凍保存したらいいでしょうか?1 内臓・血を取り除いて切り身にする
2 キッチンペーパーで魚の水分を吸い取る。(魚をキッチンペーパーで挟むようにしたら水分がよく吸い取りますよ)
3 空気が入らないように、魚をきっちりラップする
4 3の魚を密封袋にいれて保存。(その時、冷凍保存した日付を書くのも忘れずに)
冷凍する魚は、刺身や干物でもOK!魚を冷凍保存する時は、くれぐれも冷凍期間を守って美味しいうちに頂いてくださいね。
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魚を冷凍保存した際 解凍するコツ
冷凍保存した魚の解凍方法は5つあります。
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1 冷蔵庫解凍
冷凍保存した魚について、事前にメニューが決まっている場合は、冷蔵庫解凍がおススメです。計画的にメニューを考えて事前に用意するのがコツです。
メリット:美味しさを逃さず、美味しいまま魚を解凍する事ができます。
デメリット:時間がかかりすぎます。魚の大きさによっては、解凍に半日くらいかかる場合あり。
2 流水解凍
冷凍保存した魚を、急いで解凍したい場合は流水解凍がおススメ。冷蔵庫解凍より格段に早く解凍できます。魚に直接水をかけると、うまみ成分も流れてしまうので、密封袋はしっかり締めて、魚に水が掛からないように流水解凍するのがコツです。
メリット:美味しさをキープしつつ、比較的早く魚を解凍できる。
デメリット:水がもったいない。
3 自然解凍
冷凍保存した魚を、冷凍庫から出して、室内で解凍する方法。涼しい場所に置いて解凍するのが基本だが、夏場は解凍時間によっては傷んでしまう危険があります。
メリット:冷凍庫より出すだけ手軽さ。
デメリット:置きっぱなしにしすぎると傷んでしまう。夏場は小バエが寄ってくる可能性がある。
4 電子レンジ解凍
一番早く解凍できる方法。しかし、熱を通しすぎたり、魚の解凍がムラになったり・・となかなか難しい解凍法でもあります。ただ、最近の電子レンジは機能が充実しているので、冷凍保存した魚も解凍ボタンが備わっているケースもあります。しかし、5つある解凍方法の中で一番おススメできません。
メリット:スピーディに解凍できる
デメリット:魚の解凍具合にムラがでる。味が落ちる。
5 氷水解凍
魚を解凍するのに氷水?!と思われるかもしれませんが、実は5つの解凍方法の中で一番おススメです。冷凍保存した魚を氷水につけて解凍する方法です。魚は冷凍保存する際に、密封袋に入れて保存しているので、チャックがしっかり閉まっている事を確認してから氷水に入れてください。
何故、氷水解凍が一番おススメなのでしょうか?それは、解凍するのに適した温度が0度前後だからです。氷水の温度は0度前後なので魚の解凍には氷水解凍が一番適しているのです。
メリット:思ったより時間がかからないのに、一番おいしさをキープしながら解凍できる
デメリット:氷水を用意するのがちょっとめんどくさい。

魚の冷凍保存にはコツがあります。また、魚は美味しくいただける冷凍期間が短いです。美味しさをキープしながら解凍して、冷凍した魚を無駄なく使ってください。
