行政書士の試験は難しい?!合格率が低いのは何故?!
豆知識
行政書士試験の合格率は、2002年の19.23%を最後に合格率が10%の大台に乗ったことはありません。2003年2.89%と極端に合格率が低くなっています。その後も、10%以下の合格率推移のままで現代に至っています。2003年から2011年の9年間で行政書士合格率の平均は、6.04%と驚異の低さです!
何故なのでしょうか?急に行政書士試験がとっても難しくなったのでしょうか?
行政書士試験の合格率が極端に低い理由
行政書士試験は、試験を受けるのに制限が緩いという特徴があります。まず、年齢制限や学歴による制限がありません。中学生でもお年寄りでも、だれでも行政書士試験を受ける事ができるのです。結果、試験を受ける人の絶対数が、試験を受けるのに制限がある資格に比べて多いのです。中には、本気で合格するつもりなの?という人が行政書士試験を受けている事もあると聞きます。
行政書士試験を受ける絶対数が多い事や、学歴に制限がない事などを考えると、行政書士試験を受ける人の意気込みや資質も他の試験より低いことが予想されます。それゆえに、行政書士試験の合格率は、極端に低いのです。
そう思うと、合格率が低いから・・と行政書士試験を受けるのを躊躇っているあなた。合格率の低さだけで、受験をためらうのはもったいないですよ。
行政書士試験の難易度はどれくらい?
行政書士試験は、合格率の割に難易度はそれほど高くはないと言われています。それでも、行政書士試験合格までには、600~1000時間の勉強が必要とされているので、簡単に取れる資格ではないことはわかります。それにしても、600~1000時間と400時間も幅があるのは、何故なのでしょうか?それは、基礎勉強の長さによります。行政書士試験は、年齢や学歴に制限がない為、基礎勉強の成熟度は個人差が激しいのです。
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行政書士の試験は合格率が低いけど取得したらこんないい事あります!
資格を取って、いざお仕事をしようとしても、自分に興味がない分野だと気持ちが入らなかったり、仕事をしてみると自分の思い描いていた事と違ったりして、結果取得した資格とは全然違うお仕事についている方たくさんいらっしゃるのではないでしょうか?その点、行政書士は、仕事の分野が幅広いです!
この分野でのスペシャリストを目指す!と自分の興味にあった分野について、極める事ができます。行政書士の試験は、合格率が低く、難易度も他の法律系の資格に比べて低いとはいえ、600~1000時間は勉強しないといけないハードルがけっして低くはない資格です。
しかし、学歴や年齢の壁はありません。合格率の低さにためらわず、キチンと勉強すれば、誰でも行政書士になるチャンスがあるのです。行政書士の試験に合格し、行政書士になると、幅広い分野の仕事から自分が見つけたコレという分野を極める事が出来ます。
行政書士を目指そうとしているあなた!試験の合格率の低さにためらうことはありません。行政書士になった時に何の分野のスペシャリストになるのか、目標を明確にして、モチベーションを高めながらお勉強がんばってください。
